2009 八ヶ岳山麓森林観察会(北八ヶ岳の黒曜石を巡る) 1/2 八ヶ岳山麓森林観察会に参加した。お天気を気にしていたが、2日目後半に弱い雨が落ちただけで、ほぼ、計画通り終えることができた。
2009.7.11 「日陰の湯」「雨もり」の見学。かっ鉄鋼の池ができており、中から水がわき出ていている。水は生ぬるく、強酸性。 「雨もり」は鍾乳洞のような壁が、かっ鉄鋼で出来ている。 いよいよ、黒曜石露頭を目指して、胸まである熊笹の中、道なき道を藪こぎして行きます。 マタタビ(木天蓼)
樹皮にできたしわのようなものは「ヤニ袋」。
押すと樹液が出て香りはいいが、苦い?。シラビソ(白檜曽) 苔類 ハクサンシャクナゲ
(白山石楠花)ギンリョウソウ(銀竜草) コシアブラ(漉油) オガラバナ(麻幹花) ブルーの口紅風のラインがあるのは初めて見ました。 地衣類 ハナゴケ 黒曜石露頭 近し ギンリョウソウ(銀竜草) 冷山黒曜石露頭に到着。黒曜石の巨岩が斜面にそそり立っています。 またまた、藪こぎをして車の位置まで戻る。道なき道を入った所に戻るというガイドの案内は驚くばかりでした。
ゴウソ(郷麻) 千駄刈広場で、この地区の成り立ちを聞く。千駄(馬一頭の背に草の束3束づつ両側に6束積んで1駄という)の草が刈れる草原だった。 刈った草は何に使った?
・田圃に土壌改良のためすきこんだ。
・馬の飼料 馬は農耕、物資の輸送の主役だった。
物資は何を運んだ?
八ヶ岳のかっ鉄鉱で作った諏訪の鋸、→秩父
まゆ、寒天、凍り豆腐
諏訪←石灰(土壌改良の必需品)、塩麦草ヒュッテに車で移動し、そこから地獄谷へ。地獄谷は見下ろすと岩がごろごろした深いすり鉢。底には雪が残り、気温は8℃。磁石は狂ってあちこちを差す。この地獄谷がどうして出来たかは、まだ不明なようだ。 コミヤマカタバミ(小深山傍食) 上から覗いた底 底から見上げた壁
鹿の角で皮を剥ぎとった跡 オサバグサ(筬葉草) シラビソ(白檜曽) オオシラビソ(大白檜曽)
アオモリトドマツ夕食後、「黒曜石のでる地質と黒曜石の成分」の講義がありました。
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